【舞鶴・少女殺害事件】立証可能性、専門家間で意見分かれる
【舞鶴・少女殺害事件】立証可能性、専門家間で意見分かれる
【舞鶴・少女殺害事件】中容疑者、事件後は府道通らず
実際にどのような証拠が出されることになるのかは分からないが、万が一二つ目の記事にあるような容疑者の行動までも証拠に加えられるならとんでもないことだ。
安倍公房の『無関係な死』は主人公が帰宅し玄関先に全く見覚えのない男の死体を発見するところから始まる。常識で考えればすぐ110番すればいいのだが、主人公は自分の平穏な日常に飛び込んできたこの死体を消そうとしてあれこれと姑息な真似をし、結局どう見ても自分が犯人であるかのような状況へと自分を追い込んでしまう。
この容疑者の行動は、後ろめたい犯人の行動ともとれるが、自分が疑われるかもしれないという不安にかられた無関係の人間のそれともとれないことはない。彼が犯人だとしたらこういった目立つ行動は自分への注目を集めるという意味でむしろ逆効果でさえある。
犯行時に着ていた服などを証拠が残っていたら困るので処分するというのは合理的だが、服装の趣味を変えるというのは証拠の隠滅という意味ではなんの役にも立たないわけで、それをもって有罪の証拠とするのは無理がある。(ただし、こういった行動の中に、犯人のみが知りうる事実をうかがわせるものがあれば、それは証拠として意味を持つ。)もちろん、実際に犯罪を犯した人間もまた不合理な行動をとる可能性はあるわけで、それをもって無罪を推定するのも無理はある。そういった不合理な行動をとる気の弱い犯人が、自白もせず他になんの証拠も残さずにいられるのかという疑問もあるが。
結局、この行動が意味するところは、容疑者が自分が疑われているのではないかと考えていたということだけで、彼が犯人であるか否かという点に関しては何も意味しない。検察もさすがに分かっているとは思うが・・・。
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by tyogonou | 2009-04-28 23:53 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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