東国原知事>衆院選出馬に意欲…「地方のために行く」
<東国原知事>衆院選出馬に意欲…「地方のために行く」
もともと、単なる人寄せパンダになるつもりはない、ちゃんと地方分権のために自分がまとめた政策、マニフェストに賛同し、それを実現するための力を自分によこすというなら自民党から出ますよ、というところから出発したのではないかと思うが、あれこれ考えているうちにまたいつものように頭に血が上ってきてしまったように見える。最初、記者達が知事の言っていることを理解できなかったというのは、要求があまりに突飛だったというだけでなく、のぼせた知事が話をきちんとまとめられなかったことにも原因があるように思えた。
どうやら本気で、地方のために地方でできることに限界があるので国政の場で活動しなければならないと考えているようだ。その考え方が間違っているとは言わないが、方法論が未熟で乱暴だ。
知事のマニフェストを一言一句変えることなく党のマニフェストに盛り込み、それを実行しろというのは非民主的だし、無責任だ。向こうから持ってきた話ではあるから、「そういう条件でもかまわないなら」という提案をするのはかまわないが、本当にそういった政策を実現したいなら、まずその党の議員達を意見を交換し賛同を得るところからはじめなければならない。
国政選挙であれば経済や外交から少子化対策に至るまで様々な問題領域をカバーせねばならず、地方分権だけやればいいというものでもない。東国原知事の政策の実現を阻むものは単に地方分権を阻害し国の権益を守ろうとする勢力だけではなく、他のやはり重要な政策の実現のために努力している勢力もあるわけで、そこを自分の意見を無条件に通せというのは根本的に民主主義に反している。
また、自民党側から見れば、どれほど知事が自信をもっている政策であっても、内容を精査せずに受け入れて党のマニフェストとして掲げますというのは当然無責任であるし、財源などの問題についての議論もせず、実現可能性も定かではないものを「実行します」と宣言するのも同様に無責任である。
東国原知事を嫌いというわけでもないが、良い政策がある→実行する→理想の社会の完成、というような、ちょっとナイーヴな考え方をしがちのようで、そこに不安を感じる。
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by tyogonou | 2009-06-25 23:03 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
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