100の敵より10の味方…酒井被告は長男“転校させない
100の敵より10の味方…酒井被告は長男“転校させない”(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース酒井法子被告解雇に事務所社長「断腸の思い」 所属事務所会見詳報(オリコン) - Yahoo!ニュース
ここ数週間の報道での酒井と、我々が知っている酒井とは非常に距離感がある。本来は温かく気遣いの出来る子だった。
この事件が起こってから、酒井法子という人物に興味を惹かれている。
誤解を招かないうちに断っておくが、もちろんクスリをやるのは悪いことで、そこを擁護するつもりはない。
だが、近頃まれに見る深みのある人物(他に適切な表現が思い浮かばないのだが)だと思う。表の顔と裏の顔だとか、清純派らしからぬとか、クスリに溺れた弱さだとか闇だとか、ありがちな陳腐な表現では言い表せない、広大な未知の領域を予感させる人物は他に記憶がない。複雑な生い立ち、清純派アイドルの手本のような歌手時代、仕事に対するプロフェッショナルな態度、破滅的な男性との結婚、複雑な結婚生活、クラブでの生き生きとしたDJ姿、クスリに溺れた退廃的な姿、その筋のプロかと思わせるような逃亡、様々な情報は一つの人格の元に統合しきれず、いったい酒井法子とはどういう人間なのか興味を書き立てられずにはいられない。(サンミュージック社長のナイーブで素朴な人柄はまさに好対照だ。)
特に彼女の感情面、複雑な生育環境、清純派アイドルとしての生活、あまり評判の良くない夫との結婚や親友との複雑な関係、そういったものは人間の感情にいろいろな影を落とすものだが、いろいろな情報が出てくる中でそういったものがほとんど伝わってこないというのは不思議なことだ。
クスリの影響が指摘されているインタビューでは、最後に酒井法子の息子であることは「大変だよー」と自らにつぶやくように答えているが、自分の子ども時代と重ね合わせて重たい気持ちになっているというようでもなく、そこでちょっとしんみりとした以外は、本当に無邪気に可愛い子どもを語る今時の母親という感じである(クスリをやっていなくても、仲のいい友人との気の置けない会話でならあのくらいのテンションと舌足らずな話し方をする人はいそうだ)。
接見でも子どものことを思って泣いていただとか、弱く愚かな女性の一類型に過ぎないような人物像も浮かび上がったりするが、そうかと思うとまた「100の敵より10の味方」などという話が出てきて唸ってしまう。以前のちゃんと素面で答えていたインタビューでは、たしか子育てに関してだったと記憶しているが、「この感動を『伝えて』いければなと思います」という言い方をしていて、彼女の「真面目さ」の一端を垣間見たように思った。
この状況でそういうことを言える人間はどれほど濃密な人生を経験してきたのだろうか。そしてそれを子どもの頃から公私共に近しく過ごしてきた事務所関係者にさえ全く見せずにいるめには、どれほど徹底した感情のコントロールが必要だったのだろうか。そして、それほどの人がなぜ、クスリなどというありきたりな悪徳にはまってしまったのだろうか。
世間一般にはステレオタイプなイメージで片付いてしまっているようでもあるが、私にはそんなものでは到底とらえきれない人に見える。芸能界引退を覚悟しているとも伝えられているが、あるいは二十年後三十年後、人びとの記憶から消えた頃、善悪は分からないがなにか大きなことをやってのけたりするのだろうか。
[PR]
by tyogonou | 2009-08-31 23:23 | 社会 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fukureki.exblog.jp/tb/11842248
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 選挙 総裁選巡り自民混乱、特別国会「... >>