「ドSゴリラ」浜田に寄せられる「可愛い」の声って?
「ドSゴリラ」浜田に寄せられる「可愛い」の声って?
浜田雅功は本当にS(サディスト)なのだろうか?
そう思ったのは昔、ジャンクSPORTSで、スキーのジャンプ競技で途中バランスを崩して落下した事故の映像を紹介したとき、転がり落ちていく選手を見ながらずっと「あいたたたたたた・・・」とつぶやき続けていたのを聞いたときだった。その後、靴が脱げているように見える場面で、アシスタントがそれが靴が脱げているのではなく足首が折れているのだと説明すると、「なんでそんなこと言うねん」と怒っていた。
チャップリンの映画にも、他人が殴られているのを見て自分まで殴られているかのように反応してしまう場面があったと思うが、他人の痛みを我がことの様に感じるのはさまざまな倫理の基礎でもあり、また倫理的な問題を理屈で説明しようとして行き詰った時の最後の砦でもある。
だから、浜ちゃんのその姿を見て、この人は一線は越えない、越えられない人だと見直した。

逆に、江東区バラバラ殺人事件の犯人には、そういったものが非人間的なまでに欠落している。殺人者ならたいていそうだろうと思うかもしれないが、あの事件はそういうレベルではない。すぐ隣に被害者の部屋があり、警察が自宅にも聞き込みに来ている、そういった状況で、きわめて遺体の処理という難題を片付け、それを警察官たちに気取られることがなかったということは並大抵ではない。そういうことが出来る殺人者には、たいてい相手の痛みに対する興奮や、それで警察などを欺く喜びなどがあるものだが、この事件の犯人にはそういったものさえなく、単に必要な措置として事務的に行ったようだというのが恐ろしい。

もちろん、あの犯人は例外的な存在ではあるが、程度の差こそあれ、他者の痛みに無感覚になる傾向があるような今の世の中、浜ちゃんの半世紀遅れのあのリアクションは好ましく思い出される。
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by tyogonou | 2009-09-13 23:21 | Trackback | Comments(0)
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