民主党政権誕生
それゆえ、自己を他者と区別することは、あるモデルと一体となること、ある抽象的モデルやあるモードの複合的形態にもとづいて自己を特徴づけることにほかならず、しかもそれゆえにあらゆる現実の差異や特異性を放棄することでもある。(『消費社会の神話と構造』113ページ)
鳩山民主党、何かものたりないのは、「友愛」「脱官僚」「国民主権」そういったキャッチフレーズになにかデジャブのようなもの、「改革」ほど古臭くも言い尽くされてもないが、なんとなくいかにもありそうなスローガンで、現在の困難な状況との格闘というか葛藤というかそういったものの痕跡を感じさせない綺麗なまとまり方(これは民主党新人議員たちにも言えることだ)は、なにかとんでもないことが起きるのではないかという期待からは遠い。
政治家が(政治家に限ったことでもないだろうが)小粒になった、などと昔を知る人たちは言うが、「あるモデルと一体になる」ことでしか自己を特徴づけることができない消費社会の住人には、小さくまとまってしまうことは避けられないことなのだろう。
当然、自民党にも同じことがいえるわけで、民主党については今は政権交代を実現させたということを評価したいし、これを一時の例外としてしまわないよう、そこそこ安定した政権運営をしてくれれば充分であると思う。
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by tyogonou | 2009-09-17 00:54 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
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