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テレ朝のコメンテーターの発言にネットは騒然!
テレ朝のコメンテーター「我々も(民主党)の支持率を下げないでね、辛抱して支えてるのに・・・」発言にネットは騒然! (ロケットニュース24) | エキサイトニュース
問題の発言は、「一生懸命、我々も支持率を下げないでね、辛抱して支えてるのに、何なんだよと。」という部分。あたかも、テレビ朝日が民主党の支持率を下げないように、今まで支えてきたかを明らかにしてしまった発言で、さらには、「テレビ朝日が今まで民主よりの偏見報道をしてきた裏付けだ」といった憶測もされている。
全体的に解釈がいろいろできそうなあいまいなコメントであるが、私も「我々」というのは国民を指しているのだと思う。
支持率を上げ下げできるのは世論調査などの対象になった国民だけだし、もし「我々」が「テレ朝」を指すなら、ここは「支持率が下がらないように辛抱して支えているのに」となったはずだ。また、鳩山政権の支持率は朝日系列の調査だけが突出して高いということもない。
結論についても同様のことがいえる。「なんなんだよと」なった結果、テレ朝(あるいは吉永氏個人)が鳩山政権を支えるのを止めるかもしれないとかいった話であれば、「ボディーブローのようにきいてくる」という表現はちょっとあわない。国民の支持を失うという話と考えれば、それだけですぐさま大きな変化がおきるわけではないが、何か別の問題が起きた時に好意的に解釈してくれる人も少なくなり、支持率低下の歯止めが利きにくくなるという意味合いで「ボディーブロー」という表現が使われたのだと解釈できる。

「テレビ朝日が今まで民主よりの偏見報道をしてきた裏付けだ」
個人的な印象としてはどの局も政権との距離感といったものをどうとったらいいかまだ苦労している部分があるように見受けられる。公平であろうとする意識、過去の自社の自民党政権に対する態度との整合性、決して手放しで称賛できるものではない鳩山政権の状況、ネットをはじめとした他のメディアの言論との関係、そういった様々な条件の中で、自らの立ち位置を定めようと苦労を続けているような感じだ。
by tyogonou | 2009-11-28 22:38 | 社会
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