国際社会との連携強化表明 米大統領、外交3大目標
ブッシュ米大統領は1日、カナダ東部ハリファクスで演説、今後の外交政策について(1)国連など国際機関の機能強化(2)先制攻撃などあらゆる手段による「テロとの戦い」の推進(3)イラクなど中東地域の民主化--の3大目標を掲げ、国際社会との連携を強めていく考えを表明した。安保理改革案の陰に隠れてしまったかたちだが、ブッシュの主張する(2)先制攻撃などあらゆる手段による「テロとの戦い」の推進を牽制する提言もなされている。 国連改革報告書:武力行使ルールを初めて具体的に明示 報告書は武力行使の根拠として「平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動」を定めた国連憲章7章を挙げ、安保理は「国家が直面する軍事的脅威に際し、あらゆる措置を取る権限を与えられている」と明記。集団殺害、民族浄化、人道危機などに国家が対処できない場合の「最後の手段」として武力行使を容認するとしている。(5)は読売新聞の記事では、「武力を行使した場合としなかった場合の比較」となっているが、こういった考え方をひとつのルールとして明確化することは新しいことだと言ってもいいかもしれない。問題は、それは後から考えればよくわかっても事前には計り難いということではあるが、検討する価値のあるルールだと思う。皮肉なことだが、このあたりはアメリカのイラク攻撃が反面教師として大いに役立っているとも思う。
by tyogonou
| 2004-12-02 13:18
| 国際
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