<曹操の墓>「素人発言で余計な批判するな」、「偽モノ説」噴出に専門家が反論―中国
<曹操の墓>「素人発言で余計な批判するな」、「偽モノ説」噴出に専門家が反論―中国 (レコードチャイナ) | エキサイトニュース
曹操高陵在河南得到考古确认

なんだかやけに喧嘩口調なのは翻訳のせいばかりでもないようで、河南省文物管理局のHPでも擁護派の文章を掲載したり、考古学者もネットで罵倒しあうのはいまどきなのか中国流なのか。

それはともかく、盗掘されていたものだから慎重な調査と議論を続けなければなかなか確かなことはいえないのは明らかだが、個人的には曹操の墓説を買いたい。
曹操は、薄葬を望んでいたとされていたが、この墓はそういう点では予想より大きい(ただし壁などの装飾は簡素だ)というのが発掘者の見解だ。その後、偽物説に反論する学者の文章の中では、大きいが大きすぎない、すなわち皇帝の格ではないと指摘している。墓が作られた年代が後漢末で、そのような格の人物で、60歳代に死んでいて、この地方に埋葬された人物が他にどれほどいるだろうか。

偽物ではと疑われている出土品も、偽造の素材としては微妙な感じがする。
盗掘にあって発見されたのは、曹操が日常使っていた石の枕という。隠者の生活の表現として「石に枕し流れに漱(くちすす)ぐ」という言葉があるが、曹操ほどの人間の副葬品をでっち上げるのにそんなものを選ぶだろうか? さらにいえば、「枕」とされているこの石、裏の文字では「慰項石」すなわち首を休める石となっている。それ自体、首枕のような名称がつくほど一般的な道具ではなかったことを示唆しているし、溝が彫っていあるだけで何の装飾もない石版を見て、なかなかそういう用途は思いつかないものだ。まだ万里の長城の排水溝部分に使われていた石といったほうがありそうな感じではないか。
もっとも、三国志好きにはちょっと興味深い品ではある。曹操は名医華陀に切開手術を勧められたほどの頭痛もちだったというが、夏の暑い盛りにこの石を首の下に当てて休み、その冷たさで頭痛を和らげていたのではないかなどと想像すると嬉しくはなる。
他に「魏武王常所用」と記されたのは副葬品の目録のようなもののうち、戟と刀に記されている。戦に明け暮れた曹操に相応しいともいえるが、王たるものの副葬品として偽造するならもうちょっと豪華なものにしないだろうか。九錫の内のなにかであるとかだといかにも怪しい感じがするだろうが。
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by tyogonou | 2010-01-04 23:26 | 国際 | Trackback | Comments(0)
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