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お手柄
<おれおれ詐欺>「振り込め詐欺」と新名称 警察庁
警察庁は、犯人側が「おれおれ」と切り出さず、詐欺と気付かなかったとの声が出たことから、当初は「おれおれ詐欺」の名称変更を検討した。だが最終的に、おれおれ詐欺の名称は広く認知されているとして、旧来の手口については残すことにした。ただし、覚えのない料金支払いを要求する「架空請求詐欺」▽融資話を持ちかけて「保証金」をだまし取る「融資保証金詐欺」などと併せ、実態に近くて防犯対策になる総称を考案した。
「振り込め詐欺」という語感がまだ耳になじんでないのでちょっと違和感があるが、「詐欺ではないか?」と疑ってみるポイントとしてより確実だという意味で「おれおれ」から「振り込め」へのシフトというのはいい考えだと思う。

そんななかで振込みの現場となる銀行で行員が機転を利かせたという話。
<おれおれ詐欺>不審口座への入金停止 銀行員が機転 横浜
 調べや同支店によると、会社員を名乗る30歳前後の男が11月11日、運転免許証と健康保険証を提示して普通預金口座を開設した。男が「送金のため」との開設理由を言いよどみ、「今、作っている」と携帯電話でやり取りしていたことなどから、応対した窓口課の男性行員(32)が不自然に思い上司に報告。口座の動向を注視していた。
 今月1日午後1時過ぎ、主婦が他の金融機関から同口座へ250万円を振り込んだ。個人名での突然の大金振り込みに同支店は「事件性を感じた」(幹部)と、口座への入金を約2時間停止した。振り込みの約30分前、主婦方に長女(20)を装う女から「事故ってしまった」と電話があり、暴力団風の男が車の修理代として250万円の振り込みを要求していた。支店が入金を停止している間に、主婦は長女に電話をかけてだまされたことに気づき、警察と同支店に連絡し、被害が防げたという。支店には容疑者とみられる男から入金確認の電話もあったという。
お手柄を称えたい。以前にも高額を振り込もうとした年寄りを不審に思って行員が事情を聞き、きちんと確認をとらせて事件を防いだといった話もあった。冷静な第三者であり、しかも日常的に様々な振込み業務を行っている銀行員などは、そういったときに「おかしい」と気づく可能性が最も高いわけで、皆さんにはこれからも充分注意を払っていただきたい。
by tyogonou | 2004-12-10 13:36 | 社会
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