中国の品位を貶める言論
前もってフォローしておくと、新華社傘下とはいえ1週刊誌の記事は中国の公式見解でもなんでもないので、過剰な反応かもしれないが・・・
自衛隊派遣は中国への対抗 中国誌が日本援助を警戒
中国の国営通信新華社傘下の週刊誌が13日までに、スマトラ沖地震の救援活動で自衛隊を派遣した日本政府の姿勢について「東南アジアでの影響力を強め、中国に対抗しようとしている」として、強い警戒感を示した。
 今回初の本格的な海外援助活動に乗り出した中国が、大規模な復興支援活動を繰り広げている日本の動向を強く意識していることを示す内容と言えそうだ。
中国誌「瞭望新聞周刊」は最新号(1月11日付)で「大国の援助ゲーム」と題する特集記事を掲載。日本政府の海上自衛隊護衛艦3隻の派遣に触れ「表面的には救援に向けた迅速な対応に見えるが、実際は新防衛大綱が示した自衛隊海外活動への強烈な願望を体現化するためだ」との専門家の見方を引用する形で論評している。
確かにこういった活動には様々な政治的な思惑が絡むもので、純粋な善意だけということはない。だがそれは日本だけの問題ではない。そして、それでもなお、支援活動を行う善意を称賛し、あるいは支援国同士互いに敬意をもって協力しあうのが礼というものではないのだろうか。
もし、自衛隊の活動が被災者の救済に役立っていないというなら、救援ではなく自衛隊海外活動への願望の体現化という論難にも根拠があるが、この記事を読む限りそういう議論をしているようではない。現在の段階でそれをきちんと評価できるかどうかも疑問である。そして、そういった批判をしていいのは、基本的には被援助国と援助国の国民だけである。
最優先に考えるべきは被災者の救済であるはずだ。日中間のパワーバランスが中国にとって望ましくないものになりかねないという理由で、被災者が必要とする支援を奪う権利が中国にあるはずがない。中国が優位に立ちたいのであれば、より多くの援助を行う形で努力するのがこのゲームのルールだ。他国の足を引っ張ることでそれを実現しようとするのは卑しい振る舞いといわれても仕方ないだろう。
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by tyogonou | 2005-01-13 23:30 | 国際 | Trackback | Comments(0)
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