太田・大阪府知事、今年も春場所“土俵入り”見送り
太田・大阪府知事、今年も春場所“土俵入り”見送り
 太田知事は「協会の取り組みの様子をもう少し見ていきたい。断念したわけでは絶対、ありません」と強調。協会に対しては「なるべく早く結論を出してほしい」と注文をつけた。
今、大相撲にここまで関心を持っていてくれる人はなかなかいないのではないか・・・と思うが、よく考えると、太田知事の意図はちょっとよく分からない。好角家であれば、土俵に上がりたいと思うよりも女人禁制というしきたりを守る気持ちが勝るだろうし、フェミニズム的な観点からの行動であれば、理屈で攻め、あるいは性差別を助長するような団体には大阪府の金は出さないといったかたちで圧力をかけるものだろうと思う。(女性を入団させなかったウィーン・フィルも助成金の打ち切りなどの圧力を受け、門戸を開くことになったのを思い出す。)ところが太田知事はただ土俵に上がって賞を渡したいというだけで、ミーハー的な気持ち以上の何かがあるようにはどうも思えない。
もちろん、大阪府知事には賞を出している立場として土俵に上がることを要求する正当な権利があると私は考えているし、表彰式で土俵に上がるのに常識的に考えて許されない行為(例えばつばを吐くようなこと)でもしない限り、堅苦しい使命感を持って臨まなくてもかまわないではないかと思う。内閣総理大臣が「感動した!」と叫ぶのも相撲の精神性云々という議論を考えれば決して良いことだとは思わないが、場内が盛り上がるならかまわないと私は思う。古くは「ヒョーショージョー」の名調子で場内を沸かせ親しみを集めていたアメリカ人もいた。そういうことを考えれば表彰式は必ずしも厳(いかめ)しく行われる必要はない。
太田府知事はひょっとしたらミーハーなファンかもしれないが、客商売としての相撲にとってはこういうファンが一番怖いのではないかと思う。コアなファンはもちろん大切にしなければならないが、相撲の人気の行方は、相撲以外にも総合格闘技だったり野球やサッカーだったりといったような選択肢を持つ浮動的なファンをいかに多く取り込むことができるかということにかかっている。だから、人気が低迷している現在、こういったファンこそ大事にして相撲に戻ってきてもらうようにしなければならないのではないかと思う。
土俵は女人禁制であるばかりではなく、土足で上がることも許されない場所だ。しかし、(表彰式のときはどうなのかよく分からないが)断髪式のときには大勢集まる招待者が土足のまま上がれるよう土俵に敷物を敷くらしい。女性も同様に考えたっていいのではないか。
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by tyogonou | 2005-01-19 12:48 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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