東電の用語法
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読んでいて嫌な気持ちになるのは、復旧班の人物のコメントの内容よりその話し方の方だ。

「海水からいきなりやるという前提で話が進んでいるようですが」
「こちらの勝手な考えだと、いきなり海水っていうのはそのまま材料が腐っちゃったりしてもったいないので、なるべく粘って真水を待って欲しいんですが、そういう選択肢も考慮してもらえませんか」。
こんな感じだったら、まだよかった。だが、実際に行われた会話では、海水ではなく真水を注入しろという言外の要求が露骨で、不快な気持ちにさせられる。
「海水からいきなりやるふうに聞こえていて」、なぜ、「真水を待つという選択肢もあると理解していいでしょうか」ということになるのか。吉田所長の反論をどう聞けば「現段階」の話ということになるのか。

この人物の発言を意訳すると次のようになるのではないか。
「海水からいきなりやるふうに聞こえているけど、こちらの聞き間違いだよねぇ?」
「誰だってわかっているはずだけど、万が一分かってないようだと困るからこちらの考えを言っておくと、いきなり海水っていうのはそのまま材料が腐っちゃったりして会社にとっては大きな損害になります。だから、あなたにも、真水を待つという選択肢を優先的に考えて、海水注入はなるべく回避できるよう粘れるだけ粘ってもらえると理解していいですよね」
「現段階のこととしては了解しました。将来事態が好転した時には真水でいくということで是非おねがいします」
「会社の利益のことも考えて欲しいという感じがするんですけどもね」

東電の内部ではこういった形の圧力が常態化していることが窺えるし、吉田所長も、そこをよくわかっているからこそ、つけこまれないようにきっぱり断言しているように思われる。
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by tyogonou | 2012-08-09 22:58 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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