偽倭
くず称賛と五島市を訴える 倭寇の墓整備で中国学生
少々分かりにくいニュースだ。
まず、王直という人物は中国人であるということ。漢民族の「くず」を日本の五島市などが称賛したのは怪しからんということである。
なぜ王直という人物の墓を日本人が整備したのかというのも分かりにくい話のようだが、種子島にポルトガル人を連れてきた人物であると聞けば、なるほどと思う。
訴訟を起こした学生らに対しては私はあまり共感できない。王直をどう評価するかは議論の分かれるところであるが、肯定論をとるにしても、否定的な見解を踏まえた上でプラスアルファを評価するということであるだろう。だから王直を否定するのは根拠のあることだとは思う。だが墓を整備しただけでそこまでする必要があるのかという点に疑問を感じる。
興味のある人はWikipediaで「倭寇」や「王直」を
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by tyogonou | 2005-03-03 02:27 | 国際 | Trackback | Comments(3)
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Commented by druji at 2005-03-03 06:13 x
王直は日本の右翼が「倭寇は日本人でなく中国人だった」と、言う主張の象徴になっている人物です。
この人物の中国国内の墓を再整備していたので、「倭寇は中国人の犯罪である」と言うプロパガンダ攻勢に対する怒りですね。
Commented by tyogonou at 2005-03-03 13:00
なるほど。すでにそういった形で争点となっていたというなら理解はできます。
しかし解せないのは、そういう主張をする人たちにとっては日本人を騙った王直は怨むべき対象であるはずなのに、墓を整備してみせる(実際に彼らがそういった主張に共感していたとして)という屈折した心情です。
また一方で革命後の中国の階級的視点からすると、明政府の解禁政策に抵抗した王直は人民の蜂起を指導した英雄となってもおかしくは無いような気もします。
明書にもあるとおり偽倭がいたのも事実ならそれに先立って「真」倭がいたのもまた事実であろうし、双方そこまで必死にならなくてもと思います。
Commented by druji at 2005-03-03 14:11 x
まったく、私も同感です。正直、どうでも良いような話ですが、こだわる人には自分の人生を費やすほどの価値を見出すのでしょう。

想像上の共同体というものがあります。
我々は、自分の生活圏で人々と接して、共同体を形成しますが、沖縄の人と北海道の人との間には、共通の接点となる接触は存在しません。しかし、同じ共同体の一員として相互に認識します。

別のたとえで言えば、我々は実体験として1000年前の記憶などありません。しかし、教育と言う形で、記憶されます。
この1000年前の記憶を自分たちの共同体の共通の記憶と認識します。

実際にはこれらの関係は非常に薄弱な関係しかないのに、強烈な関係を意識する思想、近代ナショナリズムがあります。

実体験に基づかない共同体意識が暴走しているのでしょう。
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