下着(ふんどし)の下にまた下着(パンツ)?
相撲界にパンツ戦争勃発! | Excite エキサイト
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子供に「まわし」不人気、相撲パンツでプロ・アマ対立
特にエキサイトの記事にはちょっと誤解があるような感じだが、「相撲パンツ」自体はもう以前から存在するもので、ごく最近の思い付きではない。日本の子どもたち以前に、外国人にはまわしだけの姿は抵抗がある人も少なからずいるわけで、アマチュアの国際大会などではごく普通に見られる光景だ。相撲協会の注文は「国技館では」その着用を認めないということであることを一応確認しておかなければならない。
この相撲パンツ、本来下着であるふんどしの下にパンツをはくようなもので妙といえば妙な話だとは思う。もちろん、相撲の締め込みは特殊な発展を遂げた競技用具と捉えるべきなのだが、その昔、相撲が子どもたちの遊びや、若者たちの力比べの方法としてごく一般的だった時代を忘れないためにも、相撲とはふんどし一丁でやるものだということにしておきたい気持ちがある。とはいえ、現在の相撲を取り巻く状況も分かってはいるので、この件についての私の考え方は、「相撲協会が国技館での着用を認めないというのは支持するが、もし認めることになってもやむをえないことだと思うだろう」という程度のあいまいなものでしかない。
うろ覚えの記憶なのだが、昔大相撲が海外で公演した時、VIPの前で横綱土俵を披露することになって、失礼のないようにと股引の上にまわしをつけたこともあったはずだ。
巨漢の力士たちは一般に《まわし》と呼ばれる最低限の品位を保つ帯状の衣服をつける以外は、裸で格闘する。
この一節はいただけない。これだと、露出狂が警察に捕まると困るのでしかたなしに最小限隠すところだけ隠しているかのようだ。相撲において裸であることはむしろ礼儀を意味する。塵手水という、力士が取り組み前蹲踞し、手を打ってから両腕を広げて返す動作は、武器を隠し持ってないことを示し、ひいては公明正大に勝負に臨む心構えを示すものでもある。まわし以外を身に着けないのも同じことだ。だから、負傷者のサポーターやテーピングなどについても、やむをえないこととはいえ極力使用しないようにすべきだという意見さえある。ロイターの記者にそういった背景についての知識が無いのは仕方ないのだが、異文化に対する敬意は必要なはずだ。この記者は完全な全裸で行われた古代ギリシャのレスリングについてはどう認識するのだろうか。
本題に戻ると、たった1242人の小学生力士の歩留まり率を改善したところで、焼け石に水でしかないはずだと思う。問題なのはまわしもつけず土俵もなしで行われる「おすもう」が皆無になっていることではあるまいか。
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by tyogonou | 2005-03-26 02:28 | スポーツ | Trackback | Comments(0)
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