サウジ国王死去
墓石なし、半旗も掲げず サウジ国王の葬儀
簡素であるということもあって、どちらかと言えば好意的なニュアンスで伝えているが、そんなナイーブな受け取り方でいいのだろうか。
聖典コーランに忠実なワッハーブ派では、コーランに書かれていない行為は忌避される。このため弔問客が天幕の下に集まりコーヒーを飲んで過ごすなど、他のアラブ諸国では一般的なことも行われない。
宗教とはたいてい教義とは関係ないが、長い歴史の間に築き上げられた慣習などをもっているものだ。そういったものを排除して経典を厳格に適用する考え方とは原理主義に他ならない。おそらくオサマ・ビン・ラディンが(アメリカなどに捕らえられることなく)死んだとしたら、テロリスト達によるその葬儀は今回の葬儀とほぼ同じようなものとなるだろうことは想像に難くない。ワッハーブ派=テロリストというような短絡的な見方はもちろん適切ではないが、こういった思想上の一致についてナイーブであったり、あるいは他の目的のために意図的に無視したりするようなことは、テロとの戦いを標榜する人間にはあってはならないことだと思う。
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by tyogonou | 2005-08-04 01:18 | 国際 | Trackback | Comments(0)
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