拉致問題、国連総会で審議へ
横田さん「死亡」根拠要求 国連報告書、総会で審議へ
注目すべきニュースだと思う。
6か国協議の場で拉致問題に関して進展が望めそうにない現在、新たなにこの問題の解決に向けて行動できる場ができたことは歓迎すべきだ。北朝鮮の行動パターンを考えれば、反発して国連との関係が悪化し、何も解決しないまま交流が断絶してしまうような可能性も低くは無いのだが、拉致問題の完全な解決は、人権問題を包括的に扱うようなアプローチによってしか望めないと思う。
6か国協議の場で拉致問題を単品で扱おうとしても、全く関心を持たないアメリカなどにとっては他の関心ある争点の障害でしかなく、解決の見込みは少ない。唯一の方法は日本が中国をも含めた東アジア地域の人権状況の改善に向けて強いイニシアチブをとり、その大きな枠組みの重要な核のひとつとして拉致問題を位置づけることだと思う。
北朝鮮国民を取り巻く非人道的な状況について無関心であるならば、拉致問題を人道上の問題として提起する資格を問われることになるだろう。その資格を得、あるいはより高い倫理的な権威を手に入れたからといって、すぐさま北朝鮮の直接の対応を望めるとは限らないが、他のアクターが動かざるをえないようにはなるのではないかと思う。
「機熟さず」と官房副長官 経済制裁で家族会に回答
それなのにこういう話が伝わってくるのは少々不安だ。公の場で口外されることが必ずしも実際の状況を正しく反映しているわけではないことは承知しているが、「制裁はあくまで手段で、目的であってはならない。いかに救出するかはタイミングが大事だ」などというのんきな台詞をはいていては困る。この問題は単に日本が害を被ったということではなく、国際社会の正義が損なわれたという問題であるわけで、日本対北朝鮮というような狭い枠組みにとらわれる必要は無い。
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by tyogonou | 2005-10-03 01:22 | 国際 | Trackback | Comments(0)
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