靖国参拝の優先順位
<小泉首相>靖国神社に昇殿せず参拝 秋季例大祭初日
小泉首相の人となりを知っていれば、彼がいつもどおりに振舞っただけということではあるのだが、一国の首相としてはもっと老獪な(洗練された)外交的センスを発揮して欲しいと願わずに入られない。
今は拉致問題などに関して中国や韓国の協力を請わなければならない時期である。そういった時期に、両政府が否定的な態度で取り上げなければならないような話題を敢えて作るということは北朝鮮に漁夫の利を与えることに他ならない。
例え、首相が公約として常々から掲げており、前回の選挙で信任を受けたと言えるとしても、拉致問題よりは優先順位が下ではないのか? まして今回は私的参拝ということである。首相の私的な問題と外交上のアジェンダの中での最優先課題とでは比較にならない。ただでさえ交渉が遅々として進まない状況の中で、そういった話題が口にされる時間さえ惜しくはないのだろうか?
折からの自身の参拝に対する違憲判決は、参拝をしないことの大義名分になるはずだ。それを第三者から見ればあまりに瑣末な方法の変更によって実行しても、小細工としかとられないのはわかりきったことだ。国内的には強弁で乗り切れるとしても、中韓両国が善意の協力を控えることを防ぐことはできない。
いまさら仕方のないことだが首相には問題の優先順位というものをきちんと考えてもらいたい。
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by tyogonou | 2005-10-18 01:24 | 国内政治 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from ◆木偶の妄言◆ at 2005-10-18 02:11
タイトル : 小泉首相が靖国参拝にこだわる理由
小泉首相が靖国神社を参拝した。 公人にあたる人物の靖国神社参拝についての僕の考えは、「未来に続く靖国問題」、「靖国参拝の不思議(上)」、「靖国参拝をどうするのか? 」「(補稿)靖国参拝をどうするのか?」などで縷々語ってきたので、繰り返さない。ここでは小泉首相が靖国神社参拝にこだわる理由を考えてみる。 僕はもともと小泉首相自身には靖国参拝に対する思い入れはないのであろうと推測する。 2001年の総裁選で票田である遺族会向けに8月15日の参拝を「公約」。国会答弁で靖国参拝を何度も明言した...... more
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