軽はずみな言葉
<靖国参拝>中国の歴史教育に疑問 小泉首相が米紙に語る
米保守系コラムニストのロバート・ノバク氏は24日付の米紙ワシントン・ポストで、小泉純一郎首相が同氏のインタビューに対し、靖国神社参拝に反発している中国の対応について「日本をライバル視する認識を広め、反日感情を作り出すことは中国の指導部にとって好都合なのだろう」と述べたことを明らかにした。
こういう発言をしてはいけない。
中国政府に媚びる必要はないが、かといって無意味に相手を貶めるようなことを公の場で口にすべきではない。中国国内の反日感情を好転させたいのなら(してもらわないと困るのだが)、現在の日本が平和主義を重んじていること、中国国民とも友好的でありたいことをアピールし、中国政府にはそのための協力を訴えるような方向で話をしなければならない。アジアカップサッカーで見られたような行き過ぎた反日的行動は中国にとってマイナスにしかならないことは中国政府とて分かっているはずで、相手の面子が立つような話をしていれば、事態の好転に向けた協力関係を築くことはできるはずだ。だが、こういった挑発をされれば、相手側だって引っ込みがつかなくなってしまう。
年の若い新人議員が国内向けの比較的肩のこらない放送番組で「料亭に行きたい」などといったところで国政には何の影響もないが、一国の元首が対外的なメッセージを発信する場で放った軽はずみな言葉は、外交的な利益を大きく損なうこともある。その自覚を持って欲しいものだと毎度願わずに入られない。
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by tyogonou | 2005-10-26 01:49 | 国内政治 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 言語学研究室日誌 at 2005-10-26 11:31
タイトル : ブログ炎上 「世に倦む日々」の末路
「戦後民主主義」の終焉 ブログ「世に倦む日々」の末路 ... more
Commented by wakabayashi_sug at 2005-10-28 11:24
中国とか北朝鮮とか、下手に出てると際限なくつけあがるし最低限言った方がいいんじゃない。
おかしいじゃんODA出してる事を中国国民は知らないなんて。
Commented by tyogonou at 2005-10-29 23:56
残念ですがご意見には賛成できません。
首相がこの発言内容についてこれを機に議論を深めようとか、あるいは相手を挑発することによって(極端なことを言えば戦争のような)徹底的な対立に持ち込もうとかいう意図があって言うならそれなりに意味のある発言でもありますが、単に言いっぱなしで、首相の行動様式を知る国民からしてみればいつもの捨て台詞としか取りようがありません。ある程度公的な性格を持つ場で首相という立場にある人がこのような態度を取ることは日本の国益を損なうことだと考えます。
首相のこの発言で中国側がつけあがらなくなるとも思えませんし。
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