<米国産牛肉輸入>農相辞任の必要なし 小泉首相が認識
<米国産牛肉輸入>農相辞任の必要なし 小泉首相が認識
 中川昭一農相が、米国産牛肉輸入再開前の現地調査を閣議決定通り行わなかったと答弁した問題で、政府は30日夜の衆院予算委員会で「査察(調査)の実施は輸入再開の条件とはなっていない。閣議決定以降の変化について国会に十分な説明をしなかったことは誠に遺憾」との統一見解を示した。
 これに先立ち首相は農相を国会内に呼び、報告を受けた。農相は報告後、記者団に「(答弁書に)書いてあることと違うことをやった。(答弁書で)できないことをやりますと答えたのは結果的に農水省と厚生労働省のミスだった」と陳謝。自らの責任については「首相の判断に任せている」と語った。首相は同日夜の衆院予算委で「(農相は)責任を十分感じている。私はこれで結構だと思う」と述べた。
閣議決定された答弁書がきちんとしたもので農相が独断でそれを破ったのであれば農相の責任問題であるのは明らかだが、答弁書がいいかげん(といって語弊があれば訂正の必要なもの)であったとすれば、それは首相の責任問題ではないのか。
米国産牛肉輸入問題は国民の関心も高い最優先課題のひとつであったこと、一般消費者の間にも専門家の間にも安全性への不安や疑問の声が少なからずあったにも関わらず強行したこと、結果として目視で確認できるほど大きい特定危険部位の混入を許したこと、これら3点を考慮すれば、再開前にきちんと変化について説明しなかった首相の責任は軽いものではないと思う。統一見解が出された段階で追及する立場としては方向転換すべきだったのではないかと思うがどうなのだろうか?

今回のような形で脚光を浴びるよりも、そして危険部位の混入が発見されるよりも以前に、この問題には批判の声があがっていた。問題は、閣議決定と農相の決定との齟齬ではなく、「国民が牛肉の安全について耳を貸さなくなってしまう」ということに尽きると思う。

<牛肉輸入再開>「早過ぎ?」 食品安全委で疑問の声相次ぐ

 食品安全委員会の専門調査会が19日開かれ、米国とカナダでの査察前に、牛肉輸入が再開されたことに対して疑問の声が相次いだ。吉川座長は「再開前に両省が米国に行って見てきて、それから再開だと思う」と発言。寺田雅昭・食品安全委員長も「これでは国民が牛肉(の安全性)について耳を貸さなくなる」と批判した。

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by tyogonou | 2006-02-01 19:20 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
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