靖国三題
<靖国合祀中止訴訟>請求棄却受け、原告らが批判集会
父親の合祀中止を求めていた李煕子(イヒジャ)さん(63)は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝にも触れ「参拝は心の問題だと言うなら、遺族の心も同じように尊重すべきだ」と話した。
もっともだと思う。現在の公務殉職者については遺族に合祀可否の問い合わせをしているというのもそういうことなのだろうし、なぜ、過去の例について合祀中止の要求に応じないのか理解に苦しむ。

<福田元官房長官>小泉首相の靖国参拝を強く批判
小泉首相の小児型強弁にも困ったものだが、この人の発言には(話し方を含めて)いらいらさせられることがすくなくない。
 福田氏は日中関係の改善に関し「誰かが冷静にしていかなければ、大事な関係を今後、維持することが非常に難しくなる」と指摘。さらに「日本国内は議論がエスカレートしすぎている。大声を上げれば、それが中国、韓国に伝わる。悪循環だ」と述べ、自民党内の対中強硬論を批判。「相手の立場を考えないで話すのはケンカだ。ケンカをする必要はない」と語り、外交をめぐり他国と対立関係を作るべきではない、と強調した。

「ケンカをする必要はない(まま、ここはひとつ穏便に)」といって議論の中身に触れず、うやむやにしてしまおうとしうのは、小泉首相とは対照的にオトナのずるさというか怠惰とでもいうべきものをうかがわせる言葉である。お互いの立場を尊重するべきだと言うこと、自分は相手側の立場がどのようなものだと考えているのか、それに対してどのように対応していくつもりでいるのか、そういったことを具体的に話すのが本当だと思う。

マレーシア首相「東アジアFTA急務」・アジアの未来
 アブドラ首相は日本と中韓両国との関係で「現状の問題が続けば、地域の平和、安定に不安をもたらす。危惧、懸念を素直に表明すべきだ」と言明し「介入するつもりはないが、互いに話し合いを絶やさないことが大切だ」と主張した。日中韓以外の域内各国も含め「アジアが分断された歴史に立ち戻ってはならない。域内協力が悪意に縛られるのを許してはいけない」とも述べた。
私自身もこのような意識が低かったことを認めなければならないが、靖国問題は単に日中韓の問題ではなく、それ自体を争点として大きく取り上げていない国にとっても間接的に影響を及ぼす問題なのだ。中韓がどうであれ、日本はそういった広い視野をもって行動すべきではないかと思う。中韓が反対するという理由で参拝をやめるわけにはいかないというのが小泉首相の理屈だったが、相手との意地の張り合いに終始して自分の言動が及ぼす影響を省みることのない人間というのは幼稚と言われても仕方あるまい。本当の母親というものがどう行動するか、大岡越前が下した判断がどのようなものだったか思い出してみれば、国連安保理常任理事国入りを目指すなど、国際社会で指導的立場を担おうとする国が取るべき道は自ずから明らかであるように思える。
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by tyogonou | 2006-05-28 02:48 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
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