これは「ネットの闇」ではない
同時にネット心中か 埼玉県皆野町の練炭自殺
これはインターネットの問題ではない。
自殺率:日本が先進国でトップに WHO調査
例えばネットという手段が無かったために去年一年間でネット心中した人たちが全員自殺を思いとどまったとしよう。2003年一年間の自殺者数が34,427人、一日あたり94人、ネット心中は年間で34人、割合にして0.1%でしかない。「人間が犬に噛み付いたらニュースだ」といった意味合いでニュースバリューはあっても、ネットの抱える問題云々ということではないだろう。もちろん、ネットの悪い影響をうけて自殺した人はそれより多いのかもしれないが、「いのちの電話」には回線が混んでいてつながらないというような状況で、ネットによって救われる人もまた少なくはないだろうし、なによりネットの普及率と各国の自殺率に相関関係があるというわけでもないわけで、自殺の防止という観点ではネットの影響について語ることはやはり意味がない。あえて「ネット心中」について語り、それを防止することの意味があるとしたら、自殺という不愉快な問題がニュースとして私たちに突きつけられるような事態を防ぐということでしかない。(つまり、ネット自殺がなければ私たちは自殺のことなんて考えずに済む、ということだ。)

蛇足。
いかなる暗合か、この同じ日に我らが首相のありがたい励ましとは強烈な皮肉だ。
美高学園歌で国民を鼓舞 首相が所信表明演説で
「いや、よくないね~」この事件について訊かれて答える総理の姿が今から目に浮かぶようだ。
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by tyogonou | 2004-10-13 00:50 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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