『そのまんま東現象』
<参院選>自民党、郷ひろみさんに比例代表の立候補を打診
自民党議員は何か勘違いしているようだが、無党派層=タレント候補好きということではない。
『そのまんま東現象』とはいかなるものであるのか評価は難しいところだが、東国原知事の今までなかった形の素人らしさが前知事や他候補のような「プロ」の比較もあって好ましく思われたのではないかと思う。
知事は、西川きよし氏らのように如才なく政治の世界に適応できそうでもなく、率直に言って政治家には向かないのではとさえ思えるほどだが、素人であることを言い訳にも売りにもしていない。熱意はあるが、才能はあまり期待できそうにないし、かといって人格高潔というわけでもなさそうだ。あまりいいところはなさそうなのだが、相次いだ知事の不祥事に限らず、現在の社会に蔓延する、醜悪な中身を見栄えの外見で覆う「プロの仕事」という問題へのひとつのブレイクスルーの可能性として期待がかけられたのではないだろうか。昔、古今亭志ん生の奥さんが夫としてはあまりにも問題の多い志ん生師匠となぜ別れなかったかと尋かれて、ただひとつ落語の勉強だけは一生懸命やる人だったからと答えたというエピソードを思い出す。有権者は志ん生夫人ほど辛抱強くないし、東国原知事がその期待に対する応えとなるような何事かを成し遂げる見込みはあまり高くないようにも思われるが、これまでにないひとつの道筋を指し示しているのかも知れないと思う。
タレント出身の候補者が当選したからタレントを担ぎ出すことが特効薬になるなどという短絡的な考え方をしているようでは選挙には勝てないだろうし、まぁそれはどうでもいいとしても、世の中の優れて現代的な諸問題を解決することも難しいのではないだろうか。
東国原知事が選挙期間中、タレントの応援を全て断ったということの意味ぐらい考えてみてはどうなのか。
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by tyogonou | 2007-02-14 02:00 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
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