政権与党
<安倍首相辞意>与野党とも「全く無責任」と強い批判 | エキサイトニュース
首相の無責任さには異論の余地はないけれど、自民党の大物議員たちがそのようなことを口にしているのは少々不快に思う。ひとりくらい「安倍首相を支えきれなかった」ことへの後悔の念を口にしてもよさそうなものではないか。
もちろん、辞任を決めたのは首相だし、その責任は当然首相自身に帰せられるべきだ。しかし、安倍政権を振り返ってみれば、首相の政権運営とは関係ない閣僚の不祥事や失言、年金問題など過去の自民党政権の負の遺産がどれほど安倍氏の足を引っ張ってきたことであったか。任命権者として行政の最高責任者として、これまた安倍氏が第一に責任を負うことではあるし、安倍氏自身が党内をまとめようとしなかったこともあるが、だからといって自民党の議員達が無垢なふりをしていていいわけでもない。
森元首相など、閣僚が起立しないことに苦言を呈したりするなど、首相を支える態勢を整えようとした人たちもいたが、閣僚も含めた現役組の中にそういった雰囲気はついに生まれず、ただ「わたしの」内閣の責任をひとりで抱え込もうとした安倍氏の一人相撲が続いていた。
これはきわめて個人的な印象にすぎないが、麻生氏が「アルツハイマー」発言のあと、あっさり謝罪し麻生氏にはちょっと珍しくおとなしくしていたのは、政権の不利益にならないようにという配慮というより、見えてきた「次」のために傷を広げないで置こうという打算が働いているように私には見えた。それは下衆の勘ぐりかもしれないが、首相の友人として真っ先に名前が挙がり、内閣の中でも要職にあり、饒舌な論客でもある麻生氏の口から、内閣を守ろうという強い言葉を聞いた記憶はない。
これらはもっと卑近な言い方をすれば、「友達甲斐のない奴らだ」ということでしかなく、正義の問題ではないかもしれない。だが、首相の失策は国民の不利益に直結するということを考えれば、政権与党に所属する政治家がそんな態度でいいものだろうか。
この後、誰が首相になるにしろ、難問の山積する現在の状況にあって、自民党がそういう意味で政権与党として機能しなければまだまだ泥沼は続くように思われる。
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by tyogonou | 2007-09-14 00:19 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
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