真相究明なしの処分決定
「若い力士は将来ある」…北の湖理事長、一問一答(産経新聞) - Yahoo!ニュース
将来のない年寄りはおあつらえ向きの捨て駒だ。
 --真相究明は
 「それは警察がやる。あくまで今回は協会の信用を失墜させたから、解雇処分にしたということ」 --世間が騒いだから信用を失墜させたということか
 「それもあるが、今回のようなことは各部屋の師匠にはないのに、あると世間から思われる。預かった人のことを考えると責任はあると思う」
時津風部屋だって、恒常的に新弟子が死んでいたわけでもない。ただ、これ以上騒ぎが大きくなると他の部屋の師匠が迷惑するから全部背負って消えろということなのだろう。

何度か書いているが、この事件を稽古中の事故死ではなく傷害致死事件として扱うことは難しいことだと思う。一般市民が集団リンチを受けて死亡したというような事件であれば、そういった状況自体が日常ありえない特殊な状況であるから、相手を傷つけるという悪しき目的があったことを容易に推定できるが、激しい稽古をする相撲取りが被害者である今回のケースでは正常な稽古と犯罪的な暴行の違いは程度の問題であって、外傷性ショックという死因でその「程度」を確定するのは難しい。
うがった見かたをすれば、警察や検察の動きが鈍く思われるのはこの作業の困難さを回避するため、世論を使って相撲協会に圧力をかけ、先にそちらで「時津風部屋で行われたことは相撲の稽古ではない」ということを既成事実化し、それをよりどころに裁判を進めようというたくらみがあったのではないかとすら思える。

武蔵川部屋にも同様の問題がでたが、これらの事件によってあまり厳しい指導をし難い状況になったら、力士の怪我が増えはしないだろうか。相撲取りの桁外れのパワーは、こういったしごきがなくても身に付くだろうが、そういったパワーを受け止める体の頑丈さはどうだろうか。立会いの瞬間に予想される衝撃にひるんで体が萎縮したり不完全な態勢をとってしまえば、正面から激突するよりはるかに大きな怪我の危険性が生じるが、そこで敢然とぶつかっていける精神的なタフさはこれからどのようにして養われていくのか。
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by tyogonou | 2007-10-08 00:56 | スポーツ | Trackback | Comments(0)
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