マスコットキャラ
<平城遷都1300年祭>マスコットキャラに市民から批判(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
少々インド風なのが平城京遷都を記念するキャラとしてズレているような気もしないではないが、作者の「東京芸術大大学院教授の彫刻家」という肩書きは伊達ではないと唸らざるを得ない完成度の高いキャラだと思う。
奈良といえば大仏と鹿というのは誰でも思いつくイメージだが、それをこんな風に合体させる力技を思いつくこともすごいし、発想の突飛さを誇示するでもなく、変に幼い可愛らしさでごまかそうとするでもなく、大人の鑑賞にも堪えうるほど見事に調和させてしまう技量は大変なものだと思う。眉間の開いた明るい顔は、へたな仏像よりもよっぽど良く仏教の寛容性を表現しているように思う。出来の良くないものを「ゆるキャラ」ともてはやす現在の風潮とは一線を画す奈良1300年の歴史を記念するに相応しい。

しかし、なぜかこれが不評だという。
 ▽フリープロデューサーの木村政雄さんの話 キャラクターはイベントへの第一印象を決めるもの。まず人目を引き、うけるものを作ることが大切。「ひこにゃん」や「はばタン」を見ても、今はやるものはシンプルなものだが、こんな写実的なデザインがなぜ選ばれたのか理解に苦しむ。県民の力で記念祭を盛り上げていくなら、県民の意見を広く聞くべきだった。
少なくとも人目を引くという点ではこのキャラは非の打ち所がない。「写実的」ということは、奈良に行けば頭から角を生やした二頭身半のお坊さんが本当にいるということなのだろうか。
この手のもので最も重要なことは、それが奈良という町のイメージを体現しているかどうかということだ。関係の第三者がとやかく言うことではないが、「ひこにゃんのようではない」などというのは、批判としてはちょっとお粗末ではないだろうか。
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by tyogonou | 2008-03-02 23:46 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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