“正義の味方”川内康範さんが死去(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
 川内さんが生涯を通して訴え続けた「無償の愛」の原型は実母だった。
私はこの人が所謂「おふくろさん騒動」の中で「無償の愛」を口にするのを奇異な思いで聴いていた。
森進一に対する激しい怒りと頑なな態度は「無償の愛」とは程遠いものだったと私は思う。森氏の非礼を川内氏が許さなければならない理由は何もなく、自分の創作物に対する愛着や自負を抱く人なら誰でもあのように怒るだろう。川内氏の怒りは確かに正当なものだ。
しかし、相手に対して忠誠という見返りを要求しているという意味において、それは「無償の愛」からは遠い。
森氏を許すべきだったと言うつもりはない。森氏に対して「愛」があったなら、改編の動機が不純なものであったか否かを斟酌したり、弁明に耳を傾けるくらいのことはあってもおかしくないとは思うが、それを他人が強制することも出来ない。だが、それを「無償の愛」と呼ぶことも出来ない。
それほどに「無償の愛」とは難しいことではないのか、そう思う。

本当は訃報に接して言うべきことではないのだが、他に機会もないだろうから書いておきたい。
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by tyogonou | 2008-04-08 23:20 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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