パンダのレンタル料
友好の印でカネ取るな!石原都知事やっぱりパンダいらない!(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
「都民に意識調査したら、金を払うならいらないというのが97%だった」
金銭というのも重要な問題だし、都民の意識がそのようであるなら、パンダ不要という結論になってもしかたの無いことだと思う。
しかし、都知事の発言はいただけない。
「写真で見たら分かると思うし、ほかの日本の動物園もたくさん持っているみたいだから、よほど見たきゃそこへ行ったらいいんじゃないかな。私はどうでもいい。それは」
「見たら分かる」程度の野次馬根性を充たすだけなら、たいていの希少生物に動く映像が残されている今、絶滅しようがどうしようがかまわない。日本にトキがいなくなったって、中国にいけばまだ見られるということだ。ほかにパンダを飼育している動物園があるというなら、そもそも上野動物園自体無くったって旭山でもなんでも他に動物園はいくらでもある。(銀行だって他に・・・)
 パンダはワシントン条約の規制で、原則的に無償貸与できない。雌雄2頭でレンタル料は年間1億円以上とも言われている。石原知事は「法外な値段だと思うね。友好、友好と言っているが、友好の印で金を取るっていうのはどういうもんかな」と中国側のパンダ商法に疑問を投げかけた。
ワシントン条約の規制で、原則的に無償貸与できないと指摘しておきながらそれを「パンダ商法」などという記者も記者だ。
ワシントン条約 (「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」)
 ワシントン条約(CITES)(「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」)は、野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施することにより、採取・捕獲を抑制して絶滅のおそれのある野生動植物の保護をはかることを目的とする。
レンタル料の高さは、貸与希望を抑制するためという意味合いもあるだろう。また、昔の欧米列強とその植民地のように、国力のある国が、劣位の原産国に対して無償の貸与を強制することで、貴重な資源を搾取する形になるような事態を防ぐという意味もあるだろう。支払われるレンタル料を資金として、その動植物の保護、研究を促進させようという狙いもあるだろう。高額のレンタル料を支出できるところであれば、当然飼育環境も充分に整備されていることが期待できるということもあるだろう。
そもそも一頭5千万という金額が「法外」かどうかは、他の絶滅危惧種のレンタル料と比較した上で判断されるべきだ。それに、国と国の友好関係とは対等であるべきで、レンタル料を支払うことが「友好」と矛盾するわけでもない。パンダは金さえだせば誰でも借りられる商品ではないのだ。

上野動物園にパンダがいなくなるというのは寂しいことだが、パンダがいなければならないという積極的な理由もなく、最終的に貸与を断るという結論に至ったとしてもやむをえないと思う。しかし、地震でパンダ保護区にも被害がでた今、レンタル料を払ってパンダを借りることは日本から中国に対する友好の印ともなろう。
新銀行東京へ400億もの追加出資をしなければならないのに、年間一億のレンタル料は厳しいという都知事の気持ちもわかるが・・・・どうでしょう?
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by tyogonou | 2008-05-18 23:48 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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