杉下右京の愛され方
『相棒』観客動員300万人突破 35回目!凱旋舞台挨拶で「まだまだ続けます」 | エキサイトニュース
プロモーション活動はNHKまで巻き込むほど大掛かりなものだったし、ドラマ以外に露出の無かった水谷豊のシャイでスレたところのない人柄が今時逆に新鮮に感じられたこともあって、最初の勢いは納得のいくものだったが、この息の長い人気をみるとそれ以上の何かがあるようだ。
私はそれほど熱心なファンではないが、杉下右京という人物と周囲との関係は興味深い。
ちょっとした変人で、時に何をいっているのか分からないし、こちらの言うことを理解してもらえないこともある。周囲は振り回され、時に反発し、手を焼き、あきれるが、根底には彼に対する絶対の信頼があって困りながらも愛している。そんな愛され方が、『男はつらいよ』の寅さんの愛され方に通じるものがあるように思う。
キャラクター的には相棒の亀山薫の方が近いし、右京は寅さんが嫌うインテリそのものだし、そもそも下町の人情を楽しみ寅さんのロマンスを応援して楽しむ『男はつらいよ』と右京の謎解きと犯人との駆け引きを楽しむ『相棒』とでは根本的に違う。ミステリーとしてはむしろ『名探偵ポアロ』や『刑事コロンボ』に似ている。
しかし、小料理屋『花の里』で皆が集まって話をしているとき、右京に注がれる暖かい眼差しに日本人が愛してやまないあの映画の味わいがあるように思う。
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by tyogonou | 2008-06-05 13:00 | Trackback | Comments(0)
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