歩行者天国で銃をぶっ放せという要求
こんな凶悪犯相手でも 日本の警官は銃を使えないのか | エキサイトニュース
ちょっと私には信じられない記事だ。
テリー伊藤氏は2008年6月11日放送の「スッキリ!!」で銃の問題について言及し、「民間人に銃を出せといわれている。銃を向けることはその後いろいろ批判を受けるが、そういう意識を持つことも重要だったのでは」と指摘している。
訓練をうけたこともない素人が何をいおうと関係ない。警官が指示して民間人が従うのが当たり前でこれでは話があべこべだ。
画像の路地に追い込んだ後でも、犯人のすぐ後ろにはコンクリートの壁とガラスの窓があり、すぐそばにいるカメラを構えた民間人に兆弾が当たる可能性や、ガラスの向こうに人がいる可能性を無視して発砲するわけにもいかない。
「路地の入り口にいた人から『足を撃て』という声が上がり、警官が腰に手を当てたが(銃を)取り出せなかった。手がおそらく震えていたからだと思う」
「警官の手が震えていて銃が取り出せなかった」というのは話として面白いので話半分に聞くべきだ。写真で見るかぎり、警官の腰は引けてないし、確保した後の電話でのやり取りでも冷静さが見られるので、震えていたというのは疑わしいと思う。
拳銃を抜くにしても、その隙に逃げられたり反撃されたりしては困るわけで、相手の状況をきちんと見ながら抜かなければならない。相手に何らかのアクションを起こす気配が見られたなら、即座にやめて相手を牽制し状況をコントロールすることに専念すべきだ。
それに、撃つなら胴体か頭で足なんか狙ったってどうしようもない。銃を抜いたとしても、確実に当たるところを狙った上で警告し、撃たずに相手にあきらめさせるのが最良であって、それでもなお自暴自棄になった犯人が警官なり一般人なりを傷つけようとしたのでもなければアメリカの警官だって発砲しないのではないか。
「警官はこの辺でですね、警棒を持っていて(サバイバルナイフは?)振り回していました。警官もそれを抑止するように警棒を振っているんですが、やっぱり勢いに負けている感じで」
また、別の証言者も「警察官はここで警棒を落とされてしまったので、犯人はそのときを狙ってこちらの通り(犯人が逮捕された路地)の方に逃げていきました」「また、ここら辺で見ている人たちを刺して、ここでは2人くらいが刺されていたと思います」と述べており、警察官が路地の入り口付近で犯人と最初の攻防があり、隙を突いて犯人が2人を刺して路地に逃走した、という点で一致している。
頭に血が上った素人が刃物を振り回す勢いに負けないというのは、余程の達人かでなければこの犯人と同じくらいアブない警官かではないかと思う。警官に落ち度があったとすれば、「ここら辺で見ている人たち」を避難させなかったことだろう。しかし、通行人もパニックになっていたようだし、駆けつけてまもなく犯人についての情報も乏しい状況で、刃物を振り回す犯人を抑止しながらではそれも難しいことだったと思う。

「逮捕術の模範演技」というのはひょっとしたら誉めすぎなのかもしれないが、私も好意的に評価したい。
被害者は少なくないし、あるいはそのうちの二人を守ることはできたかもしれないけれども、「わずか数分間」で犯人の身柄を確保したことは紛れも無い事実だ。目撃者の証言が与える頼りない印象にもかかわらず、警官は犯人を観念させてナイフを自ら地面に置かせている。銃を使えばずっと早く解決し、犠牲者が少なくなっていたということも考えられない。また、容疑者を射殺でもしていたなら、動機の解明などが困難になっていただろう。
そのうえなぜ発砲を求められなければならないのか、私には到底理解できない。
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by tyogonou | 2008-06-12 23:26 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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