ラマダン、そしてラマダン期間中に攻撃することの意味
<ファルージャ攻撃>イスラムから批判続出 宗教戦争の危険
この夜の直前を米軍が総攻撃開始の時期に選んだことは、攻撃に「反イスラム」色を付けることにもなり、周辺諸国などからも激しい批判が生まれる可能性は高い。
アフガニスタンに侵攻したときだったか、イラクに侵攻したときだったか、アメリカは、敵はあくまでテロリストだといってcrusadeという言葉を使わないように神経を使っていた。だが、先の選挙でキリスト教的道徳とイラク戦争への信任によって当選したブッシュ大統領は堂々とCrusadeを主張するつもりなのだろうか。
アラブ・イスラーム学院の資料によると、ラマダーンとは次のような意味を持つ。



預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)はラマダーンがきたときに言いました。「あなたがたのもとにラマダーンがやってきました。アッラーはあなたがたにその月の断食を義務付けました。ラマダーン中天国の諸扉は開かれ、地獄の諸扉は閉じられます。ラマダーン中シャイターン(悪魔)は鎖に繋がれます。またラマダーンにはその一夜が千夜より優るライラトゥルカドゥル(みいつの夜)があります。ですからラマダーンの恩恵を禁じられた者とはそれらを禁じられる者です。」アハマド、アンナサーイー、アルバイハキーの伝承
さらに、
「断食とは単に食べることと飲むことを断つというだけの意味の言葉ではありません。断食とは邪悪なことやわいせつなことを断つという意味です。もし、あなたが断食の最中に誰かがあなたを侮辱したり、あなたに喧嘩を売ろうとしたら、こう言いなさい『私は断食をしています』と」
ラマダーンについて知ると、あのザルカウィ・グループが如何に先鋭化した組織であるかも分かってくる。こういった期間に宗教指導者やモスクを傷つけたりすれば、あるいはファルージャに潜む過激な武装勢力が「自作自演」してそれを米軍の仕業にしたりすれば、もはやイラクだけの問題ではなくなる。10月12日にも米軍はラマディでモスクを急襲、宗教指導者を拘束しているし、そのときにこのようなことも言っているわけで、これは現実味のある話だ。
また米軍は同日、モスクの宗教的意味は尊重するが、武装勢力が軍事目的に利用した場合は攻撃もあり得ると警告する声明を出した。
米軍、モスク7カ所急襲 聖職者拘束、地元強く反発

すでに米軍はファルージャ中心部の医療施設を空爆したようだ。
ファルージャで市街戦=各地で武装勢力反撃=差替
これはジュネーブ第4条約違反ではないのか?
第十八条〔文民病院〕 傷者、病者、虚弱者及び妊産婦を看護するために設けられる文民病院は、いかなる場合にも、攻撃してはならず、常に紛争当事国の尊重及び保護を受けるものとする。

そういうなかで
不安と戸惑いの声が交錯 首相の米攻撃支持発言
派遣期限の延長云々などという状況ではなくなるかもしれないのに、本当に大丈夫か?
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by tyogonou | 2004-11-09 23:37 | 国際 | Trackback | Comments(0)
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