「ルネッサ~ンス」髭男爵が営業で稼げない裏事情
「ルネッサ~ンス」髭男爵が営業で稼げない裏事情 | エキサイトニュース
個人的には好きなコンビだ。
笑いというものには攻撃的な面があって、漫才の突っ込みはどんなに和気藹々としたなかで行われても多少の暴力性を内包しているものだ。しかし、突っ込むところでワイングラスで乾杯するという手法は、そんな暴力性を徹底的に薄めてしまう。しばしば長い突っ込みの台詞をテンポ良く言おうと必死な山田ルイ何世だかのグラスを、余裕で待っていたボケのひぐち君が迎えにいく様もまたそういった印象を強くさせる。面白くというより楽しくさせる漫才という意味で、実は非常に革新的なことをやっているように思う。
そうは言っても、男爵と下僕という特殊な設定のなかで成り立つ漫才がどれほどもつのかという疑問はある。奇抜な設定は客の心をつかむのも早いが飽きられるのも早いわけで、次の方向性を見いだせなくて解散・・・などということにならなければいいが、と思う。

だが、この二人にはもう1つ他にはない強みがある。それは二人揃って年寄りにもてそうな雰囲気を持っているところだ。
きちんとした台本が必要だが、この二人は寄席でもいけるのではないかと思うし、寄席の世界では横山たかしひろしのように奇抜な設定をきちんとした芸として長く続けている大先輩もいるわけで、それなら結構続くのではないかとも思う。
年寄りに可愛がられそうな雰囲気、聞き取りやすい声、暴力性のない和やかな笑い、こういった要素は、実は今お年寄りたちが望んでいながら適わないでいるものではないか。

もっとも、本人達にとっては、そういった方向へ進むことではなく、結婚式でグラスを鳴らして100万のギャラをもらう生活の方が成功といえるのかもしれない。それはちょっと寂しいことだ。M-1のような企画を立ち上げた側の大御所たちにもこのあたりをかんがえてほしいところだ。
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by tyogonou | 2008-12-02 23:42 | Trackback | Comments(0)
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