2013年 09月 01日 ( 1 )
悪ふざけ・非常識投稿
昔は大事件が起ると1時間後のTVのニュースで「偶然TVクルーがいたので…」と映像が流れたものである。最近では事件とほぼ同時に「ツイッターやユーチューブにスマホで撮影した動画が中継風に流れる」ので...
一連の悪ふざけとその扱われ方にはいろいろ思うところがあるが、まずはひとつ。


悪ふざけの中で、廃棄食材で遊んだケースについては、バイトたちはむしろ正しい意識をもって行動していたと言えるのではないか。(それをネットに投稿したこと、についてはまた別の問題だが。)
ポイントは、彼等が遊んでいたのが、「食べ物」か、それとも「ゴミ」なのか、ということだ。
もちろん、これは廃棄食材だったという説明が本当だという前提の上での話ではあるが、企業の論理の内では、賞味期限が切れたり、何か商品として提供するのに不都合のあった食材は、もはや食材ではなくゴミであって、そういうものとして扱わなければならないのだ。だから、悪ふざけをしたバイトたちの行動は、彼らを雇う企業にとっては適切なものだといえる。
企業にとっては、廃棄食材を食材として扱うことのほうが警戒すべきことだ。これには二つの理由があって、企業とバイトの間では、そういう意識は、廃棄食材を手に入れるために故意に誤発注したりといった不正行為につながりかねないし、企業と消費者との間では、賞味期限切れの食品のシールを貼替えたり、別の製品の原料として再利用したりといった不正を疑われかねないということになる。廃棄食材を食品として扱わないことは、食べ物を扱う企業が守らなければならない重要なコンプライアンスなのだ。
「元」ハンバーガーのバンズのゴミの山の上に寝そべるのが「適切」だというわけでもないが、かさばるゴミを足で踏んづけて潰して容積を減らすのはよくあることではないか?

『おとなになれなかった弟たちに』に涙したことのある人間にとっては、食べ物を粗末にすることは腹立たしい限りだが、こういう世の中の論理の中で育ってきた彼らだけを責めるわけにもいかないと思う。
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by tyogonou | 2013-09-01 02:06 | 社会 | Trackback | Comments(0)