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柳沢発言
ずいぶん大きな騒ぎになっているようだが、厚労相の発言に対する批判は二つの問題を(ひょっとしたら意図的に)ごっちゃにしている感がある。
二つの問題とはすなわち、女性を「機械」と表現したことと少子化の問題を女性の意識の問題でしかないような捉え方をしたことである。
もともと「<柳沢厚労相>女性を「出産する機械」とも例える発言」といった見出しがつけられていたように、発言の流れ全体を見れば、厚労相自身そういう表現が問題であることを認識していながらも、自分の議論の中で女性の役割を言い表すより適切な言葉が浮かばなかったために断りを入れつつやむなく使ったという状況が明らかで、完全に潔白であるとはいえないまでも、罷免に値するほどのものであるのか疑問に思う。
民主党の鳩山幹事長の批判「厚労省が子供を産み、育てやすい環境をつくってこなかったことに(少子化の)原因があり、発言は責任逃れで非常にけしからん」などは二番目の問題に関わることで、これはいかにも正しい批判であるように思われるが、こちらはあくまでも見解の相違の問題であって問答無用で封殺していいものではない。
批判する側としては、「機械」と表現したという動かしがたい事実が強力な武器となるために、第二の問題こそがより大きな問題であることを分かっていながらあえて分かりやすい第一の問題を前面に出して攻撃しているように見える。だが、それは少子化をはじめとして、生殖に関して現在の日本が抱える問題に向き合う誠実な態度といえるだろうか?
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by tyogonou | 2007-01-31 00:14 | 国内政治 | Trackback | Comments(0)
坐嘯。
志村けん「あるある問題」怒る
「新聞で番組の打ち切りを知りました。正式にはまだ本人は何も聞かされていません」とした上で「私らはスタッフの作った台本に沿って番組を進行しているので、こんなことになるとは、逆にスタッフに裏切られた感じです」と憤りを隠していない。
長年テレビ界で活躍してきた大御所だけに、「視聴率欲しさにねつ造はいけませんね」と視聴率至上主義に陥りがちな民放局の体質をチクリ。「これからは本業のコント、笑いを一生懸命やっていきます」としている。
この問題だけでなく、あるある大辞典という番組自体も志村氏にとっては他人事であるかのようだ。真面目にやっていた他のスタッフや共演者への思いも配慮もなく、この三年間というものただ収録日にスタジオにいって座っていただけだったのではないかと思わせる。それなら、教えられたとおりにおつかいに行くチンパンジーとブルドッグの頑張りの方に好感が持てる。「視聴率欲しさに捏造はいけませんね」という。少なくとも番組の視聴率はずっと好調だったようだし、あの放送回が視聴率をぐんと上げるいわば勝負をかけた放送だったというわけでもないようだから、視聴率欲しさというより惰性による手抜きと見た方がいいような気もするが、レギュラー出演者がこう言うのなら、現場では視聴率以外のことに関心は払われなかったし、志村氏本人を含めて番組の質を高めようというような話は皆無だったということだろう。これまでは一生懸命やっていなかった本業の方で頑張ってもらいたい。

萩本欽一氏にも感じたことだが、大御所などと持ち上げられる人物の言葉に重みがないのは残念なことだ。
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by tyogonou | 2007-01-26 21:36 | 社会 | Trackback | Comments(0)