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負傷イラク人射殺
<イラク>米軍がファルージャのモスク内で負傷イラク人射殺
発砲の瞬間は「残酷だ」としてカットされたが、銃声は放映された。AP通信によると、未放映のビデオには、至近距離から撃たれた銃弾が負傷者の頭部に命中し、血が飛び散る様子が記録されているという。
この事件について詳しい状況を説明した英語の文章では撃つときに兵士が口にしたお行儀の悪い単語を伏字にしている。なんとお上品な人々であることか! アメリカ人の美しい心はさぞかし痛んだだろう。アブグレイブの事件が明らかになったときに言われたように、これは本当のアメリカの姿ではないということなんだろう。だが、こんな事件が続くのはなぜなのか。ファルージャ攻撃前に「アドレナリンが出っぱなしだ!」とか叫んでいた兵士とこの事件とに一貫性を見てしまうのは私のゆがんだ見方のせいだろうか。
従軍していた同テレビが事件の経緯を取材、射殺の瞬間を撮影した。それによると、12日にモスクの武装勢力と米海兵隊が交戦し武装勢力10人が死亡、5人が負傷した。海兵隊は負傷者を手当てした後、そのままモスクを去った。
前日負傷した武装勢力が放置されていたというのも少々奇妙な気がする。なぜ彼らは身柄を拘束されなかったのだろうか? 負傷が軽ければ再び米軍を攻撃することが無いように身柄を拘束されるだろうし、米軍にとってもはや脅威ではないという程重症であれば、収容してきちんとした医療を受けさせる義務があるはずだから。すでに赤新月社の医療チームをしないに入れさせなかったり、退避しようとする市内の民間人を出させなかったりすることじたいが戦争犯罪の疑いが大きいのだが。
by tyogonou | 2004-11-17 01:09 | 国際
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