中川財務相の記者会見は「サケ・プロブレム」(産経新聞) - Yahoo!ニュース
個人的にはちょっと、ほんのちょっとだけ同情している。 花粉症でもあるのかなと思ったくらい鼻も辛そうだったし、映像を見ると確かに典型的な酔っ払いに見えるが、あのレベルまで酔ったというにしては目の据わりや体の揺れが無く、薬の影響「も」あったという説明は、私には理解できないでもない。 また、日本以外の代表者が素晴らしい仕事をしてG7が素晴らしい成果を挙げたなら、各国のメディアもこんなニュースを大きく扱いはしなかっただろう。「イタリア伝統のエスプレッソ」がなくても、状況を大きく進展させる素晴らしい話が聞ければ中川氏の眠気も風邪も吹っ飛んだかもしれない。日本人としてはちょっとだけ抗議したい気持ちもある。 もちろん、風邪で薬を飲んでいる時にアルコールを控えるのは当たり前だし、たとえ他の要素もあったとしても、飲酒という避けられたはずの要素が理由の一部になった時点で辞任が当然であるのは言うまでも無い。 以前、麻生首相は「日本が一番先に不況から脱する」というようなことを言った。私はそれを聞いて首相の現状認識に疑問を持った。今私たちが直面しているのは各国それぞれの不況ではなく、ひとつの大きな不況であって、その中でどこか一国だけが目覚しい回復を見せるということはありそうにない、私にはそう思える。しかし、逆にどこか一国が世界の回復の足を引っ張るということはありえるのであって、日本がそんな国にならないようにという意識を持っておくべきだと思った。今回の失態の底にも、妙手を探すより悪手を指さない、減点をもらわないという緊張感を持っていなかったのがこんな問題を引き起こしたのではないかと思う。
by tyogonou
| 2009-02-18 00:44
| 社会
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