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「西武警察」じゃあるまいし
<小泉首相激怒>「警官が犯人から逃げるとは何事か!」
私も、問題の場面はTVで見たが、首相の怒りには全く同調できない。あの様な状況で、丸腰のまま犯人にとびかかっていって亡くなったりしたとしたら、そちらの方が(美談ではあるが)プロとして問題のある行動だと思うからだ。警察官の仕事とは自分も含めて誰も傷つけることなく犯人の身柄を確保することである。だから危険な状況でいったん退くのはむしろ正しい行動だと思う。パトカーに乗り込まれたあたり、犯人が自分の車から出て逃走をはかったときの対応策がきちんと考えられていなかったのかもしれないという意味では不手際があったといえるのかもしれないが、すぐに身柄を押さえたわけで、とやかくいうほどのことでもない。
すぐ脇にいたカメラマンに言及している人もいるようだが、民間人は立ち入り禁止にしていたはずだ。カメラは「自己責任」でその中に入っていたということではないのだろうか。もちろん、市民を守るのは公僕たる警官の義務であるから、そうであっても守るべきだとは思う。もし、カメラマンが転んでしまったのに無視して逃げたというのであればそれは非難に値する。
それに、あの場には多くの警察官がいたわけで、犯人が向かっていった先の警官が逃げる間に他の警官が状況を判断しフォローできるわけで、カメラマンが危険な状況に陥ったら指示を出すのが他の警官たちのすることだ。
マッチョなヒロイズムはTVの刑事ドラマでも見て満足させればよい。実在の国の指導者に「24」の登場人物のようであれと要求するのも無理な話ではないのか。


タイトル間違えた
「西部」警察でしたね(汗
by tyogonou | 2005-02-23 00:50 | 社会
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