宅間守死刑囚に死刑が執行された。
プロ野球再編問題の陰に隠れてしまった感もあるが、様々な問題を投げかけた。 重要な問題だしこの事件が提起する問題は特異でもあるから、 しばらくすれば多くの議論が巻き起こるに違いない。 そのなかで 死刑賛成派にとっても反対派にとっても遺族感情は重要な論点になるだろう。 たしかに遺族感情は重要だ。 だが、遺族の感情が重視されるためには条件がつくことを思い起こさなければならない。 その条件とは、「遺族」にふさわしい言動を取ることである。 まちがっても、イラクで人質になった若者たちの家族のようにふるまってはならない。 怒りを抑え切れなければ、怠惰な警察のような小規模で穏当な対象に向けるべきで、 体制批判のレベルに拡大してはならない。 これから遺族感情云々という議論を聞くときは、 私はその人にとっての「遺族」の条件に注意を払いたい。
by tyogonou
| 2004-09-20 00:17
| 社会
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