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<クラスター爆弾>全面禁止案に強い難色 日本側交渉責任者
<クラスター爆弾>全面禁止案に強い難色 日本側交渉責任者 | エキサイトニュース
ご都合主義的な防衛構想
 中根部長は「改良型」について「ひとくくりにダメだとする議論には乗れない」とし「最新型」だけを例外にする主流派の見解について「(日本の)現有のものはすべて廃棄することになり、費用はかさむ。一気に代替整備するのは現実的に難しい」と述べた。

 仮に予算があっても「費用があれば代替(兵器)に乗るという単純な話ではない」とし、「安全保障上の議論を捨てるわけにいかない」と防衛上の懸念も理由にあげた。
防衛省の説明によれば自衛隊のクラスター爆弾は上陸してきた敵部隊を叩くために日本の領土内に落とされるものだから、それが不発弾の少ない「最新型」に変更されることは、他の誰よりも不発弾で苦しむであろう日本国民にとって利益のあることだ。何百億という単位の金を、そんなことのために費やすわけにはいかないというのが防衛省や外務省の考えなのだろう。
気になるのは二つ目のパラグラフで、不発弾が多い旧式のクラスバー爆弾を使用して日本国民の犠牲が増えたほうが安全保障上有益だということなのだろうか。自衛隊、防衛省、外務省が国民を守るのではなく、むしろそれらを守るために国民が命を投げ出して盾となるべきなのだろうか。
それにしても、たとえ敵国であっても民間人の生命を守ろうという話し合いに、自国民の生命を救う金が惜しいと素面で言いにいける神経が私には理解できない。
by tyogonou | 2008-05-29 00:13 | 社会
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